<動意株・14日>(前引け)=アストロHD、日基技、ポート
アストロスケールホールディングス<186A>=物色の矛先向かいストップ高カイ気配。13日の取引終了後、アストロHDの英国子会社が欧州エアバスの子会社であるAirbus Defence and Spaceとの間で、協業の可能性に関する覚書を締結したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。地球の軌道上のデブリの除去に向け、アストロHDの今後のミッションでエアバスのロボットアーム「ビスパ」を取り入れる可能性を模索するなど、画期的な方法について検討を進める。軌道上の衛星に対するメンテナンスや修理、改修に向けた技術やソリューションの開発なども協業分野とする。
日本基礎技術<1914>=ストップカイ気配。地盤改良や建設基礎工事を専業で手掛けるが、独自工法を強みに受注拡大が顕著で都市開発などの大型案件が収益に寄与している。13日取引終了後に発表した25年3月期第1四半期(24年4~6月)決算は営業利益が前年同期比2.6倍の7億2500万円と急拡大、中間期予想の6億7000万円を超過した。これがポジティブサプライズとなり、投資資金を呼び込んでいる。
ポート<7047>=上昇加速でカイ気配。同社は13日取引終了後、25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比2.0倍の9億4500万円となり、通期計画の29億円に対する進捗率は32.6%となった。売上収益は同44.2%増の47億5800万円で着地。人材・エネルギー領域の大幅な事業成長に加え、「ネットビジョンアカデミー」の事業譲渡による譲渡益が発生したことが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。また、株主優待を実施することもあわせて公表。24年9月末及び25年3月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主に対し、それぞれQUOカード5000円分(年2回で計1万円)を贈呈するとしている。
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株探ニュース