三機工業---2Qは2ケタ増収・大幅な増益、通期連結業績予想の上方修正及び年間配当金の増配を発表
三機工業<1961>は11日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比18.4%増の1,059.50億円、営業利益が同362.5%増の52.96億円、経常利益が同253.5%増の66.39億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同215.8%増の44.50億円となった。
建築設備事業の受注高は前年同期比36.1%増の1,297.04億円、売上高は同18.9%増の880.04億円、セグメント利益は同368.0%増の57.84億円となった。受注高は、ビル空調衛生、産業空調、電気設備の大型工事を受注したこと等により増加した。売上高及びセグメント利益は、前期から繰り越した大型工事の工事進捗及び利益率改善等により増収増益となった。
機械システム事業の受注高は前年同期比16.5%減の41.99億円、売上高は同9.0%増の50.56億円、セグメント損失は4.49億円(前年同期は5.18億円の損失)となった。受注高は、前年同期に大型の搬送システムを受注したことによる反動等で減少した。売上高は、前期からの繰越工事が進捗したこと等により増収となり、セグメント損失は改善した。
環境システム事業の受注高は前年同期比31.6%減の163.06億円、売上高は同23.3%増の117.78億円、セグメント損失は1.04億円(前年同期は2.03億円の損失)となった。受注高は、前年同期に大型の廃棄物処理施設を受注したことによる反動等で減少した。売上高は、前期からの繰越工事が進捗したこと等により増収となり、セグメント損失は改善した。
不動産事業の受注高は前年同期比4.2%増の12.93億円、売上高は同4.2%増の12.93億円、セグメント利益は同4.6%増の4.99億円となった。テナント賃貸収入が増加し、増収増益となった。
2025年3月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比10.4%増(前回予想比8.9%増)の2,450.00億円、営業利益が42.4%増(同32.0%増)の165.00億円、経常利益が同33.3%増(同30.8%増)の170.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同29.6%増(同31.8%増)の116.00億円としている。
また、当期の業績は5月10日に公表した業績予想を上回る見込みであることから、2025年3月期の中間配当については、前回予想の1株当たり42.50円の予想から12.50円増配の55.00円とし、期末配当予想についても、前回予想の1株当たり42.50円の予想から12.50円増配の55.00円としている。2025年3月期の1株当たり年間配当金は、前回予想の85.00円から25.00円増配の110.00円となる予定。
《ST》
株探ニュース