中外炉が後場に上げ幅を拡大、今期経常56%増益・20円増配計画で自社株買いも発表
中外炉工業<1964>が後場に上げ幅を拡大した。30日午後1時、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績・配当予想を開示。今期の経常利益は前期比55.7%増の26億7000万円を見込むほか、年間配当予想は同20円増配の100円とした。あわせて取得総数13万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.74%)、取得総額3億1000万円を上限とする自社株買いの実施も発表しており、これらを好感した買いが集まったようだ。
今期の売上高は同28.4%増の376億円となる見通し。前期は電気自動車(EV)部品や半導体部材熱処理炉、鉄鋼向け脱炭素型プロセスラインなどの案件があり、受注残高が増加した。今期もEV部品や半導体部材熱処理炉、鉄鋼向け連続焼鈍設備などの受注を見込む。更に、同社は今年3月31日時点で、プライム市場の上場基準への適合状況についてすべての基準を充たしたと発表した。
株探ニュース