LIFULLがウリ気配スタート、前期の最終赤字転落や今期計画の回復の鈍さを嫌気
LIFULL<2120>がウリ気配スタート。同社は11日取引終了後、21年9月期連結営業損益が66億4400万円の赤字(前の期は24億8500万円の黒字)、純損益が59億100万円の赤字(同11億6200万円の黒字)だったと発表しており、前期の最終赤字転落を嫌気した売りが優勢のようだ。期末配当は未定で、17日の取締役会で決めるとしている。新型コロナウイルス感染症の拡大で外出自粛が長期に渡って継続したことや、LIFULL HOME‘Sの売上回復が想定より遅延したことなどが理由。
あわせて発表した22年9月期連結営業利益は17億円、純利益は7億円と黒字転換を見込むとしているが、20年9月期実績のそれぞれ24億8500万円、11億6200万円との比較では回復が鈍く、こちらも悪材料とみられているもよう。配当計画は未定で、配当性向25%を基準に、期末時点の発行済み株式数をもとに計算するとしている。
株探ニュース