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Aoba-BBT Research Memo(3):国内最大級のオンラインビジネススクールを運営

特集
2024年1月25日 14時43分

■事業概要

2. オンライン教育サービスの特徴・強み

オンライン教育サービスの流れを簡単に説明すると、コンテンツ制作に関しては、時代のニーズに合致したテーマを有識者によるコンテンツ会議で決定し、そのテーマに最適な講師を招請してAoba-BBT<2464>のスタジオで制作する。講師は、大前研一氏をはじめとした著名経営コンサルタントや大学の教授、企業経営者、起業家、投資家などに依頼している。企画・制作されるコンテンツは年間約1,000時間程度であり、現在のコンテンツライブラリーは18,000時間超に及ぶ。コンテンツはインターネットや「Amazon Fire TV」等で受講者に配信している。講義内容の質問やそれに対する回答、あるいは受講生同士のディスカッション、試験やサポートなどはすべて同社が開発したオンライン教育プラットフォーム「AirCampus(R)」を介して行われる(一部については他のWeb会議ツールも活用)。

同社のオンライン教育サービスの強みは以下の3点にまとめることができる。第1の強みは、18,000時間超と国内最大級のコンテンツ量を蓄積しており、講師陣の質やコンテンツの内容も含めて群を抜いているという点が挙げられる。また、コンテンツの制作コストに関しても、本社内に自社スタジオを有することで低コスト化と同時に、制作時間の短期化を実現しており、社会情勢の変化等によって新たに生まれるテーマに対して機動的にコンテンツを制作し、提供できることも強みと言える。

第2の強みとしては、自社開発したオンライン教育プラットフォーム「AirCampus(R)」にある。同システムは、講義を視聴したかどうかを認証する視聴認証システム(日米でビジネスモデル特許取得)、理解度を確認するテスト、修了レポート等の提出、成績管理を含めた履修状況を管理する履修管理システム、さらにはディスカッション機能、掲示板機能など、eラーニングに必要な機能を網羅的に有している。2020年には、受講生の学習効率向上やバリアフリーへの対応を目的に字幕機能や14言語の翻訳機能を実装し、使用デバイスもPCだけでなく、スマートフォンやタブレット端末にも対応した。世界99ヶ国から延べ2万人が受講するなど、場所と時間を選ばず学習できることが特長である。また、教務AI「BioLa(ビオラ)」を開発、2022年2月に提供を開始した。BBT大学が開学以来蓄積された大量の学習履歴データを「BioLa」に学習させることで、これまで教務担当者が行っていた学生の学習状況の分析や課題解決方法の提案などを「BioLa」で代替する。直近では2023年3月に、OpenAIが開発した「ChatGPT」の機能を業界でいち早く実装し、受講生の学習効率向上に役立てるなど、サービス面での強化に継続的に取り組んでいる。

第3の強みとしては、過去の実績によって蓄積された教務ノウハウやサポート体制にある。同社は2001年にオーストラリアのボンド大学と提携して共同プログラムを運営するなど、既にMBAプログラムでは20年以上のノウハウを蓄積している。「BOND-BBT MBA」「BBT大学大学院」の修了生は合わせて2,900人を超え、在校生は約600人と国内で最大級の規模となっている。さらに修了生のうち約400人の協力により、TA(ティーチング・アシスタント)、LA(ラーニング・アドバイザー)のネットワークを構築しており、在校生の卒業までのサポート体制が充実していることも強みとなっている。

起業家を養成する「アタッカーズ・ビジネススクール」やBBT大学院の修了生のなかから約1,000社が起業し、このうち弁護士ドットコム<6027>、クラウドワークス<3900>、MIXI<2121>、アイスタイル<3660>、鎌倉新書<6184>、tripla<5136>、モンスターラボホールディングス<5255>など16社が株式上場を果たすなど、起業家の育成ノウハウにも定評がある。なお、「アタッカーズ・ビジネススクール」については2019年7月に分離独立し、子会社として新設した(株)ABSに承継している。

そのほか、2008年からスタートアップ起業家支援プロジェクト「背中をポンと押すファンド(SPOF)」を通じて、新規ビジネスにチャレンジする起業家に対して資金面でサポートしており(BBT修了生が対象。1件当たり最高200万円、出資比率20%未満)、累計で約40社に約50百万円の出資を行っている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《SO》

提供:フィスコ

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