フロンテオは連日のS高で1年ぶり500円台復帰、ライフサイエンスAIに脚光
FRONTEO<2158>が続急騰。前日は値幅制限いっぱいの80円高に買われ、大引けにストップ高水準で買い物を残す人気となったが、きょうも80円高の548円まで上値を伸ばし、連日のストップ高となった。昨年5月初旬以来約1年ぶりの500円台復帰。人工知能(AI)技術を使ったビッグデータ分析事業を強みとしており、「KIBIT(キビット)」をはじめAI活用ビジネスに経営の重心を置いている。そのなか、ライフサイエンスAIへの将来性がクローズアップされている。同社が提供する「コンセプト・エンコーダー」は同分野に特化して開発したAIでメディカルデータ利活用を促進させる役割を担い、ヘルスケア業界で注目度が高い。また、コンセプト・エンコーダーを利用して解析した論文や医療情報を可視化する創薬支援AIシステムを開発。これを用いた新型コロナウイルス感染症の研究などがマーケットの視線を集めている。業績も大底を脱出、21年3月期は営業損益段階で2億円の黒字(前期実績は8億4400万円の赤字)を見込んでいる。
最終更新日:2020年05月22日 10時35分
株探ニュース