nmsが大幅反発、第3四半期の大幅黒字転換と配当増額を好感
nms ホールディングス<2162>は朝安スタートも切り返し、大幅反発している。午前11時ごろに発表した第3四半期累計(22年4~12月)連結決算が、売上高573億1100万円(前年同期比25.3%増)、営業利益5億1300万円(前年同期6億2800万円の赤字)、最終利益6億5600万円(同7億4400万円の赤字)と大幅に黒字転換し、あわせて期末一括配当予想を5円から6円へ引き上げたことが好感されている。
上期までは中国ロックダウンによる稼働影響や部品・部材価格の高騰、物流コスト上昇などの影響を受けたものの、主力のHS(ヒューマンソリューション)事業で既存取引における原価率の改善や適正販管費の管理強化などの基盤強化策に取り組んだことや、PS(パワーサプライ)事業で顧客が挽回生産に転じたことが寄与した。
なお、23年3月期通期業績予想は、売上高790億円(前期比24.8%増)、営業利益12億円(前期3億6100万円の赤字)、最終利益3億円(同19億8000万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース