nmsが大幅続落、子会社の過去の取引損失で約7億1600万円の費用発生
nms ホールディングス<2162>が大幅続落している。19日の取引終了後、子会社のパワーサプライテクノロジー(PST)が2015年から18年にかけて販売した製品の品質不具合への対応として取引先で交換対応などに関する費用が発生し、うち約7億1600万円をPSTが負担することになったと発表しており、これを嫌気した売りが膨らんでいる。今後5年間にわたり分割して支払う。連結業績予想に与える影響は精査中だが、現時点では26年3月期の連結業績予想の修正は行わない予定だという。当該費用については過年度において費用処理する必要があったと認識しており、過年度の連結財務諸表に影響を及ぼすことから有価証券報告書などの訂正報告書も提出する。
なお、同日にワールドホールディングス<2429>がガバナンス・パートナーズ経営者ファンド(東京都港区)などからnms株式260万株を23日付で取得すると開示した。ワールドHDによる議決権保有比率が9月30日時点の19.37%から32.92%に上昇し、nmsはワールドHDの関連会社になる。
株探ニュース