博展、今期経常を57%上方修正・5期ぶり最高益、配当も2円増額
2173博展【連結】
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博展 <2173> [JQG] が2月8日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は4億1300万円の黒字(前年同期は2億8800万円の赤字)に浮上して着地した。
併せて、通期の同損益を従来予想の2億8000万円の黒字→4億4000万円の黒字(前期は2億6200万円の赤字)に57.1%上方修正し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億7400万円の黒字→3億3400万円の黒字(前年同期は1200万円の赤字)に92.0%増額した計算になる。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の14円→16円(前期は14円)に増額修正した。
直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は3億0700万円の黒字(前年同期は3800万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-1.4%→8.5%に急改善した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当社グループの平成30年3月期通期連結業績予想につきましては、展示会出展における受注件数の増加、イベントプ...
会社側からの【修正の理由】
当社グループの平成30年3月期通期連結業績予想につきましては、展示会出展における受注件数の増加、イベントプロモーションや商環境における大型案件の受注による顧客単価の増加等、各商材別セグメントにおいて、順調に売上高が伸長したことにより、連結売上高について前回発表予想を上回る見通しです。 また、前述の要因により連結売上高が増加したことに加え、プロジェクト毎の利益確保に注力すべく、採算性を重視した業務オペレーションを厳格に実行したこと、販売費及び一般管理費を前年並みの水準に維持すべく、コスト管理の徹底に取組んだこと等により、連結営業利益及び連結経常利益について前回発表予想を上方修正いたします。 しかしながら、下記「2.特別損失の計上について」に記載の通り、当社の連結子会社であるタケロボ株式会社(以下「タケロボ」といいます。)における収益計画の遅れに伴う影響を踏まえ、特別損失を計上するに至ったことから、親会社株主に帰属する当期純利益については、前回発表予想を据え置いております。 なお、配当予想につきましては、本日公表しました「配当予想の修正(増配)及び配当方針の変更(中間配当の実施)に関するお知らせ」のとおり、平成30年3月期の期末配当予想を前回予想より2円増配の1株当たり16円に修正いたしております。2.特別損失の計上について 当社の連結子会社であるタケロボ株式会社(以下「タケロボ」といいます。)において進めておりますロボティクス事業について、労働人口減少に向けてAI技術の活用ニーズが高まる中、AI技術を搭載した新製品の投入や、AI搭載ロボットを活用した新サービスの実証実験に参画する等、新たなマーケットを開拓すべく積極的な事業展開を図ってまいりました。しかしながら、本格導入に向けたテストマーケティングには想定以上の時間とコストが必要であり、ロボティクス事業の収益化には当初計画よりも時間を要する事が明らかになりました。 このような状況から、当社は、タケロボの収益計画の遅れに伴う影響を踏まえ、現時点におけるタケロボの株式取得時の投資価値を会計ルールに則り厳密に検討した結果、関係会社株式評価損1億59百万円を特別損失として計上することといたしました。なお、当該関係会社株式評価損は、連結決算上消去されるため、連結決算業績に与える影響はございません。 また、当社の個別決算において上記の関係会社評価損を計上することに伴い、連結決算において、連結上のみに識別されている無形固定資産及びのれんについて、減損損失31百万円、のれん償却額31百万円を特別損失に計上すると共に、タケロボの個別決算において、ソフトウェア及び工具器具備品等の固定資産について、減損損失27百万円を特別損失に計上することといたしました。(注)本資料に掲載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社グループが現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性がございます。
当社は、今後の業績動向や財務状況などを総合的に勘案した結果、平成30年3月期の期末配当予想を前回予想より2円増配の1株当たり16円に修正いたします。
実績
第3四半期累計決算【実績】
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 対通期進捗率 | 発表日 | 会計基準 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
15.04-12 | 5,885 | 91 | 86 | 53 | 3.6 | 53.4 | 2016-02-04 |
連結 |
16.04-12 | 6,510 | -280 | -288 | -276 | -18.1 | ー | 2017-02-09 |
連結 |
17.04-12 | 8,542 | 418 | 413 | 195 | 12.7 | 93.9 | 2018-02-08 |
連結 |
前年同期比 | +31.2 | 黒転 | 黒転 | 黒転 | 黒転 | % |
業績予想の修正
今下期【修正】
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
旧 17.10-03 | 5,709 | 193 | 174 | 121 | 7.9 | 3.50 | 2017-11-07 |
連結 |
新 17.10-03 | 6,109 | 343 | 334 | 121 | 7.9 | 4 | 2018-02-08 |
連結 |
修正率 | +7.0 | +77.7 | +92.0 | 0.0 | 0.0 | % |
業績予想の修正
今期【修正】
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
旧 2018.03 | 10,600 | 300 | 280 | 180 | 11.7 | 3.50 | 2017-11-07 |
連結 |
新 2018.03 | 11,000 | 450 | 440 | 180 | 11.7 | 4 | 2018-02-08 |
連結 |
修正率 | +3.8 | +50.0 | +57.1 | 0.0 | 0.0 | % |
今期の業績予想
下期業績
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
16.10-03 | 5,291 | -8 | -12 | -185 | -12.1 | 3.50 | 2017-05-11 |
連結 |
予 17.10-03 | 6,109 | 343 | 334 | 121 | 7.9 | 4 | 2018-02-08 |
連結 |
前年同期比 | +15.5 | 黒転 | 黒転 | 黒転 | 黒転 | % |
今期【予想】
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016.03 | 8,088 | 170 | 161 | 97 | 6.6 | 3.50 | 2016-05-12 |
連結 |
2017.03 | 9,268 | -253 | -262 | -369 | -24.1 | 3.50 | 2017-05-11 |
連結 |
予 2018.03 | 11,000 | 450 | 440 | 180 | 11.7 | 4 | 2018-02-08 |
連結 |
前期比 | +18.7 | 黒転 | 黒転 | 黒転 | 黒転 | % |
3ヵ月業績の推移【実績】
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 売上営業損益率 | 発表日 | 会計基準 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
16.10-12 | 2,533 | -35 | -38 | -92 | -6.0 | -1.4 | 2017-02-09 |
連結 |
17.01-03 | 2,758 | 27 | 26 | -93 | -6.1 | 1.0 | 2017-05-11 |
連結 |
17.04-06 | 2,263 | -13 | -11 | -23 | -1.5 | -0.6 | 2017-08-10 |
連結 |
17.07-09 | 2,628 | 120 | 117 | 82 | 5.3 | 4.6 | 2017-11-07 |
連結 |
17.10-12 | 3,651 | 311 | 307 | 136 | 8.9 | 8.5 | 2018-02-08 |
連結 |
前年同期比 | +44.1 | 黒転 | 黒転 | 黒転 | 黒転 | % |