森永乳が後場一段高、25年3月期経常8%増益・30円増配計画で自社株買いも発表
森永乳業<2264>が後場に一段高となり、年初来高値を更新した。14日午後2時、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績・配当予想と自社株買いの実施について開示した。今期の売上高は前期比4.2%増の5700億円、経常利益は同7.8%増の303億円を計画。年間配当予想は同30円増配の90円とした。自社株買いは総数340万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.92%)、取得総額100億円を上限とする。今期の最終利益は前期に東京工場跡地売却による特別利益の反動で減益を予想するものの、本業が堅調に推移する予想とともに株主還元策が打ち出されたとあって、好感されたようだ。
25年3月期は物流費の大幅な上昇を見込む一方で、国内では高付加価値商品や新商品の拡大を図るとともに、価格改定効果も見込む。自社株の取得期間は5月15日から10月31日。取得した全株式を11月15日に消却する。
株探ニュース