柿安本店が冴えない、25年4月期経常減益計画が見切り売り促す
柿安本店<2294>が冴えない。11日の取引終了後、24年4月期の連結決算発表にあわせ、25年4月期の業績予想を開示した。売上高は前期比1.2%増の375億円と増収を見込む一方で、経常利益は同1.5%減の22億円の計画。加えて同時に公表した5月の月次売上高は既存店ベースで減収となっており、見切り売りを促す要因となったようだ。
なお、柿安本店は創業家の資産管理会社である赤塚興産(三重県桑名市)の株式を取得し、完全子会社化するとも発表。取得価額は概算で26億2800万円としている。赤塚興産が保有する柿安本店株に関しては、吸収合併に伴って自己株式としての取得を検討しているという。また、取得後の自己株式についてはM&Aなどへの有効活用などを含めて検討する方針を示している。
株探ニュース