決算発表予定日 2024/05/13
2332東証S貸借
業種 情報・通信業

クエスト 株価材料ニュース

1,271
+14
+1.11%
業績
(15:00)
PTS

(ー)
株価は20分ディレイ

ティアンドエス Research Memo(4):市場規模は12兆円以上、DXを追い風に今後も拡大の予想

特集
2024年2月28日 15時04分

■市場環境

1. 市場概要

経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」によると、2022年(暦年)の情報サービス業は前年比4.6%増の15,998,202百万円だった。そのなかでも、ティアンドエス<4055>の事業活動の対象となる受注ソフトウェア(前年比4.1%増の9,463,901百万円)、システム等管理運営受託(同7.0%増の2,077,620百万円)、その他(同5.5%増の917,713百万円)は合計すると約12.5兆円となり、非常に大きな市場であると言える。

また、2011年からの同業界の売上規模は、右肩上がりに成長してきている。2022年は前年の急成長の反動もあり、成長率が4.6%にとどまったものの、依然として巨大な市場であることに変わりはない。コロナ禍を経て加速した非接触への移行や企業のDXなどの潮流を考えると今後も売上規模は拡大する可能性が高いと弊社は考えている。

2. 競争環境

システムの受託開発を行っているSIerは大企業から中小企業まで非常に多くの企業がある。同社が属する中規模SIerにおいては、それぞれの企業が得意としている領域があり、企業間同士の競争はそこまで激しくないと言える。半導体ソリューションカテゴリーにおいては、同業のクエスト<2332>も同社の顧客であるキオクシアグループ向けに事業を行っているものの、両社の間でしっかりと担当領域の棲み分けがされている。

また、スイッチングコストの高さもこの業界の特徴だ。同社が手掛けるシステムは、顧客のニーズに特化したオンプレミス型のシステムであることが多く、顧客としては使い慣れたシステムから他社のシステムに切り替える誘因が働きにくい。さらに、大手企業と長年の取引関係がある同社であれば、なおさらスイッチングコストを高くすることができていると弊社は考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)

《SI》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる