ウェッジHDがS安、Jトラストの適時開示を受け昭和HDも売られる
ウェッジホールディングス<2388>がストップ安となる前日比50円安の115円に売られ、同水準でウリ気配となっている。昭和ホールディングス<5103>も安い。両社の持ち分法適用会社であるGroup Lease Holdingsなどを被告とする訴訟に関し、Jトラスト<8508>が10日取引終了後、シンガポール高等法院が被告らに対し、Jトラストアジアに約1億2400万ドル及び2021年8月1日からの利息の支払いなどを命じる判決を言い渡したと開示した。損害賠償請求の訴訟を巡るJトラスト側の発表を受け、ウェッジHDと昭和HDに対しては今後の業績への影響を懸念した売りが膨らんだようだ。
ウェッジHDと昭和HDは11日、「現時点で代理人弁護士から報告等は受けていない」としたうえで、「可能な限り早くその内容を確認の上適切な対応を進める」などとするコメントをそれぞれ発表した。ともに開示すべき事項が生じた場合は速やかに公表するとしている。
株探ニュース