ジェイテックが一時22%高で1年4カ月ぶり高値、意欲的な中計発表受け急動意
ジェイテック<2479>が売買高急増のなか急動意、一時200円台を大きく回復し前日比22%高の222円まで駆け上がる場面があった。これは上値のフシである昨年6月の戻り高値218円を上回り、昨年1月以来約1年4カ月ぶりの高値となる。自動車やIT業界向けを中心に高度なノウハウを持つ設計・開発部門の技術者派遣を手掛けている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響に伴い収益環境には逆風が吹いているが、株価は前日まで200円を下回る大底圏で推移しており、足もとの業績悪はほぼ織り込まれている。
そうしたなか、同社は25日取引終了後、24年3月期を最終年度とする中期経営計画発表しており、これが株価を強く刺激する格好となった。今回発表された中計は、知財リース事業を強固にするため、テクノロジスト(技術者)700人体制を早期に達成して収益基盤の強化を図るということを骨子としており、数値目標としては24年3月期に営業利益段階で1億8800万円(21年3月期実績は5600万円の赤字)を掲げている。
株探ニュース