サッポロHDが急騰、上期最終黒字転換と企業価値向上策の進展を評価
サッポロホールディングス<2501>が急騰している。13日の取引終了後、24年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表。売上収益は前年同期比3.8%増の2476億5800万円、最終損益は60億8000万円の黒字(前年同期は51億400万円の赤字)となった。最終損益の黒字額は、通期計画に対して進捗率が約61%となった。あわせて同社はグループ価値向上に向けた中長期経営方針に関する検討状況について報告。不動産事業に関しては9月中旬をメドに、外部からの提案募集を開始する予定だと明らかにした。不動産物件の売却を通じて企業価値が一段と高まるとの見方も重なり、発表内容を評価した買いが集まっている。1~6月期は国内では黒ラベルブランドを中心にビールの販売が伸長した。前期に計上した減損損失の反動や資産売却などの効果もあって、黒字転換につなげた。
株探ニュース