ゲオHDが大幅続落、24年3月期業績及び配当予想を上方修正も材料出尽くし感強まる
ゲオホールディングス<2681>が大幅続落している。前週末10日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を4000億円から4280億円(前期比13.4%増)へ、営業利益を130億円から170億円(同60.1%増)へ、純利益を70億円から90億円(同58.4%増)へ上方修正し、あわせて中間・期末各12円の年24円としていた配当予想を中間12円・期末17円の年29円(前期24円)へ引き上げたが、材料出尽くし感から売られているようだ。
上期において、リユース衣料 ・服飾雑貨を取り扱う2ndSTREETの既存店売り上げが安定して伸長し、売り上げが想定を上回った。一方のレンタル商材は市場縮小に伴い想定の範囲内で売り上げは減少したものの、新品商材やリユース通信機器及び高級時計を中心としたリユースラグジュアリー商材の販売が好調に推移しており、これらにより上期業績が計画を上回ったことが要因としている。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)は、売上高2157億6100万円(前年同期比25.0%増)、営業利益73億700万円(同16.1%増)、純利益57億1700万円(同26.3%増)だった。
更に、24年3月末時点の株主に対する株主優待の提供を最後に、株主優待制度を廃止すると発表した。より公平な利益還元を実現するのが狙いとしている。
株探ニュース