くら寿司はウリ気配スタート、株主優待廃止を嫌気
くら寿司<2695>はウリ気配スタート。11日取引終了後、株主優待制度の廃止を発表した。配当を含めた株主への公平な利益還元のあり方という観点から慎重に協議した結果という。来年4月30日を基準日とする株主優待は実施しないとしており、今年分をもって終了することになる。これを嫌気した売りが膨らんでいる。
あわせて24年10月期連結決算を発表。売上高は前の期比11.1%増の2349億5000万円、営業利益は同2.3倍の56億9900万円だった。主力の国内事業が好調。北米とアジア事業は、セグメント売上高は増加したものの利益面では冴えなかった。
配当は従来予想の普通配当20円に、大阪・関西万博での出店が決定したことを受けた記念配当20円を加え、年40円とした。25年10月期の見通しについては売上高を前期比3.4%増の2430億円、営業利益を同12.3%減の50億円とした。配当予想は普通配当20円を見込んだ。
株探ニュース