味の素がマド開け急騰、好調な業績に加えて自社株買いと株式分割の発表を好感
味の素<2802>がマドを開けて急騰。前日比11%高の6539円まで上値を伸ばし上場来高値を更新した。7日の取引終了後に発表した25年3月期上期(4~9月)の連結最終利益(国際会計基準)は前年同期比8.1%増の502億2700万円だった。ヘルスケア等部門で電子材料の売り上げが大幅に増加したほか、海外の好調や円安効果で調味料・食品部門の収益も伸びた。あわせて、通期の事業利益見通しを従来予想の1580億円から1600億円へ上方修正している。
同時に、発行済み株式数の1.98%にあたる1000万株または400億円を上限に自社株買いを実施すると発表。また、25年3月末現在の株主を対象に、1株から2株への株式分割を実施することを明らかにしたことも好材料視されている。
株探ニュース