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一正蒲鉾 株価材料ニュース

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一正蒲鉾---2Q増収・2ケタ増益、水産練製品・惣菜事業が業績に貢献

材料
2025年2月17日 12時14分

一正蒲鉾<2904>は13日、2025年6月期第2四半期(24年7月-12月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比1.1%増の190.53億円、営業利益は同10.7%増の10.23億円、経常利益は同16.3%増の10.90億円、親会社株主に帰属する中間純利益は同36.0%増の9.53億円となった。

水産練製品・惣菜事業の売上高は前年同期比1.8%増の169.20億円、セグメント利益(営業利益)は10.20億円(前年同期は7.92億円の利益)となった。売上は、スティックタイプのカニかまを中心に販売数量が伸長し、消費者ニーズを捉えた保存性・利便性に優れた商品も好調に推移したため、前年同期を上回った。また、おせち商材についても蒲鉾・伊達巻が堅調に推移し、農林水産大臣賞を受賞した「京禄」の販売が大きく伸長したこと等により、前年同期を上回った。利益は、労務費や包装資材などのコストが上昇している一方で、工場の生産性が向上したこと、販売数量増加による工場の稼働率改善により前年同期を上回った。

きのこ事業の売上高は同4.0%減の19.45億円、セグメント損失(営業損失)は0.88億円(同0.57億円の利益)となった。売上は、野菜相場の高騰により、まいたけを含めたきのこ市場全体で価格が上昇し、販売価格は前年を上回った。しかし、きのこの需要が高まる秋口以降も平年より暖かい日が続いたため、販売数量は伸び悩み、前年同期を下回った。利益は、包装部門の合理化・省人化によるコスト削減や、生産の効率化を図ったが、原材料価格やエネルギー価格等の高騰が続いたため、前年同期を下回った。

その他(運送事業・倉庫事業)の売上高は同11.0%減の1.86億円、セグメント利益(営業利益)は0.88億円(同0.75億円の利益)となった。運送事業は、自社運送取引拡大に向けた新規顧客の獲得に加え、コスト縮減に向けた取り組みを行ってきたが、主に定期輸送便の一部終了ならびに設備投資関連費用の増加により売上・利益ともに前年同期を下回った。倉庫事業においては、同期を上回る入庫量を獲得したことで荷役料収入を伸ばしたものの、在庫水準は低調に推移した結果、売上は前年同期を下回った。一方、収益性改善に向けた庫内管理の最適化を進めた結果、利益は前年同期を上回った。

2025年6月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比5.8%増の365.00億円、営業利益は同2.3%増の13.00億円、経常利益は同8.2%増の13.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同0.3%増の9.60億円とする期初計画を据え置いている。

《ST》

提供:フィスコ

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