ファーマFは反落、第1四半期決算は営業利益が黒字転換も材料出尽くし感
ファーマフーズ<2929>は反落している。11日の取引終了後に発表した第1四半期(8~10月)連結決算は、売上高161億4200万円(前年同期比5.2%減)、営業利益6億100万円(前年同期21億9400万円の赤字)、最終利益2億8600万円(同18億2000万円の赤字)と黒字転換して着地。これを受けて朝方は高く始まったものの、その後は材料出尽くしとみた売りが出ているようだ。
BtoB事業で機能性素材の主力商品「ファーマギャバ」が国内外で好調を持続したほか、明治薬品が手掛けるCMO(医薬品製造受託)事業が後発医薬品メーカーの品質問題や製造上の不備による影響で代替需要が高まるなか受注の安定と利益率の向上を達成した。また、BtoC事業で「ニューモ育毛剤」の堅調な受注が続いたことや、顧客獲得効率、収益性及び品質を重視した「広告宣伝の適正化」の取り組みを継続した効果も表れた。
24年7月期通期業績予想は、売上高720億4700万円(前期比5.1%増)、営業利益33億3800万円(同7.5%減)、最終利益27億8400万円(同9.6%減)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース