STIフードホールディングス---3Qも2ケタ増収増益、通期連結業績予想の上方修正及び期末配当金の増配を発表
STIフードホールディングス<2932>は14日、2024年12月期第3四半期(24年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比12.3%増の263.46億円、営業利益が同37.4%増の23.60億円、経常利益が同34.9%増の23.78億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同32.6%増の15.86億円となった。
同社グループは「持続可能な原材料・製造への取り組み」「フードロスの削減への取り組み」「環境への配慮」「原料調達から製造・販売まで一貫した垂直統合型の展開」「健康志向と魚文化を重視した中食への取り組み」を基本方針に掲げ、中長期的な企業価値向上と持続的な成長の実現に取り組むとともに、食品メーカーとして消費者と従業員の安全と安心のために、安定した製造・供給を継続すべく、当社グループ全体で社会的に重要な使命の遂行に取り組んできた。
販売面では、セブン-イレブン向けデイリー食品において、店頭における惣菜購入キャンペーンやTVCM、TV番組での露出効果もあり、焼き魚・煮魚やカップデリが前年同期と比較して販売個数を伸ばした。2024年5月から全国販売を開始した「さばの味噌煮」や6月販売開始の新商品「いかと海老ブロッコリーオリーブオイル仕立て」も販売個数の増加に貢献した。
2024年12月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比10.1%増の350.00億円、営業利益が同30.1%増(前回予想比7.1%増)の30.00億円、経常利益が同28.8%増(同7.1%増)の30.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同24.8%増(同8.3%増)の19.50億円としている。
また、2024年12月期の期末配当金について、連結業績予想の修正を踏まえて、直近の配当予想から10.00円増配の1株当たり80.00円とすることを発表した。
《ST》
株探ニュース