●ベースフード <2936> 　【目標株価】650円（25日終値513円）

「第2四半期以降に原価削減施策を予定」

ベースフード <2936> [東証Ｇ]は、日足チャートで25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが目前。一目均衡表では雲の上限（507円）を突破しており、テクニカル妙味が高まっている。

同社は「主食をイノベーションし、健康をあたりまえに。」というミッションを掲げ、完全栄養食「BASE FOOD」を展開。主なチャネルは、卸などを介さず顧客に直接販売を行う「自社EC 」、他社ECプラットフォームで販売する「他社EC」、コンビニエンスストアやドラッグストアなどで販売する「卸販売」となっている。

7月15日に公表した26年2月期第1四半期（3-5月）の単独決算は、売上高が前年同期比7.7％増の39億4500万円で着地。新商品の販促を強化した自社ECの売り上げが同14.3％増と伸長し、全体の売上高成長を牽引した。営業損益は広告投資を強化したことから7900万円の赤字となったが、継続的な売上総利益率改善と固定費削減で前年同期（4億3700万円の赤字）からは赤字幅が縮小。第2四半期以降に原価削減施策を予定しており、利益率の改善が見込めそうだ。

なお、通期業績予想については売上高174億1300万円（前期比14.2％増）、営業利益1億9300万円（同41.8％増）とする従来見通しを据え置いている。今後の商品リリースにあわせて、引き続き自社ECを中心に投資を強化する計画。卸はトライアル層の獲得を目的とした戦略的商品を第3四半期以降に発売し、成長を目指すとしている。

株探ニュース