ラクーンHDが反発、上期営業利益は46%減もアク抜け感強まる
ラクーンホールディングス<3031>が反発している。11月30日の取引終了後に発表した第2四半期累計(5~10月)連結決算は、営業利益が3億2600万円(前年同期比46.3%減)と大幅減益となり、これを受けて株価は続落してスタートしたものの、直近で下落基調にあっただけにアク抜け感から切り返している。
売上高は28億1900万円(同9.2%増)だった。PaidのGMV(流通取引総額)が前年同期比17.7%増と増加しグループのGMVを牽引したほか、URIHOの保証残高が同38.0%増と順調に積み上がり、これらによりフィナンシャル事業が同17.3%増と全体の増収を牽引した。一方で、EC事業の積極的なプロモーション投資の実施により広告宣伝費・販売促進費が大きく増加し、利益を圧迫した。
24年4月期通期業績予想は、売上高62億4000万~64億4000万円(前期比17.3~21.0%増)、営業利益8億5000万~10億5000万円(同28.8~12.0%減)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース