アルコニクスが続落、中国関連で特損計上し24年3月期は計画下振れで着地へ
アルコニックス<3036>が続落している。23日の取引終了後、24年3月期の連結業績に関し、売上高が計画を30億円下回る1740億円(前の期比2.4%減)、最終利益が計画を27億1600万円下回る15億円(同72.7%減)で着地したようだと発表。これをネガティブ視した売りが優勢となったようだ。二次電池材料や半導体実装装置関連の販売不振が続いたほか、伸銅品素材・製品が低調だった。ニッケルや銅の原料取引の収益率が市況の低迷により低下したことも響く。加えて、中国での不動産業界の低迷を背景に、連結子会社が保有する売掛債権の回収可能性を検討した結果、貸倒引当金繰入額12億1400万円を特別損失として計上。子会社の富士カーボン製造所での中国拠点の再編に関連する費用も特別損失に計上する。
株探ニュース