DDホールディングス---3Qは大幅な増収増益、通期業績の上方修正も発表
DDホールディングス<3073>は12日、2018年2月期第3四半期(2017年3-11月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比46.9%増の327.63億円、営業利益が同96.2%増の17.65億円、経常利益が同94.7%増の17.88億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同109.3%増の10.97億円だった。持株会社体制への移行費用、新規事業(京都ウェディング事業、カプセルホテル事業)におけるイニシャルコスト、M&A費用等の一過性の費用計上があったが、継続したコストダウンや費用の効率化を図り、想定通りの着地となった。
連結子会社を含めた店舗展開状況は、18店舗の新規出店、5店舗の業態変更、5店舗の退店により、直営店舗数は434店舗。
セグメント別では、飲食事業は、既存店において「コンセプト」・「空間」・「ストーリー」を一層魅力あるものにし、顧客のリピート率向上を図るため、従来以上にQSC(Quality:品質、Service:サービス、Cleanliness:清潔さ)の強化・徹底に取り組んだ。主な出店状況では、連結子会社のThe Sailingが手がける日本料亭「京都幽玄 JUGEN」及び、ウェディング施設「京都祝言 SHU:GEN」を京都市東山区八坂にオープンした。
アミューズメント事業では、継続的な新規顧客層の獲得施策とともに店舗内で複数コンテンツを楽しむ回遊性の向上に注力し、既存店舗のブラッシュアップに努めた。また、インターネットカフェ各店は、シアタールームの充実やブース改修等の設備強化施策、「ステーションメモリーズ!(略称:駅メモ!)」とのコラボレーション企画による新規顧客層獲得施策に注力し、顧客満足度向上に努めた。
同日、2018年2月通期の連結業績予想について、2017年6月1日の発表値から上方修正を発表している。2017年3月度から12月度の10ヶ月間連続で月次売上が前年同期を上回り堅調に推移したこと等により、売上高が前回発表比1.1%増の450.00億円、営業利益が同27.8%増の23.00億円、経常利益が同35.3%増の23.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同57.1%増の11.00億円を見込んでおり、過去最高業績を更新する見通しとなっている。
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提供:フィスコ
株探ニュース