DDグループ---2Q増収・経常利益は2ケタ増益、通期連結業績予想の上方修正を発表
DDグループ<3073>は15日、2025年2月期第2四半期(24年3月-8月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.4%増の192.02億円、営業利益が同6.9%増の17.87億円、経常利益が同14.4%増の18.02億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同15.3%減の12.04億円となった。
飲食・アミューズメント事業の売上高は、台風や酷暑等の天候不順の影響があったものの、前年同期比5.9%増の180.87億円、セグメント利益は18.1%増の24.36億円となった。当中間連結会計期間において、原価高騰対策や継続的なコスト削減等の各種施策による収益の確保、さらには不採算店舗の整理を進めることで、収益の改善に努めてきた。また、IPコンテンツを活用した新たな取組みとして、ダイヤモンドダイニングは、パルコが運営する名古屋PARCO及び渋谷PARCO内に期間限定でオープンする「ちいかわラーメン豚」の運営を受託した。また、エスエルディーでは、なんばパークスミュージアムと連動した新しいミュージアムカフェスペースを「#702 cafe&dinerなんばパークス店」の一部スペースにおいて開設した。ビリヤード・ダーツ・カラオケ業態の各店舗においては、企業対抗戦や子供向けレッスンを開催するなど、顧客満足度の向上に努めた。インターネットカフェ業態においては、ビリヤードやダーツ、カラオケ個室を新設・増設し、サービスの拡充に努めた。また、カプセルホテル「GLANSIT」ブランド(2施設)を2024年2月22日より再稼働している。中間連結会計期間においては、3店舗を新規出店している。
ホテル・不動産事業の売上高は、地震や台風や酷暑等の天候不順の影響があったものの、同1.7%減の11.15億円、セグメント利益は同65.7%減の0.89億円となった。当中間連結会計期間において、国内旅行需要の回復に対応するため、ホテル運営では、サウナの日に合わせた特別プランや非日常のホカンス体験ができるBBQ付のデイユースプラン等の新たな取組みを実施することで認知度や顧客満足度の向上に努めてきた。さらに、2023年5月末まで神奈川県からの要請を受け、新型コロナウイルス感染症の軽症者の受け入れ施設として提供(一棟有償借上げ)していた「PARK IN HOTEL ATSUGI」及び隣接する「TRAVEL INN」を改装し、「3S HOTEL ATSUGI」として2024年3月15日にリブランドオープンした。コンテナ運営では、各種施策を継続的に実施したことに加え、需要が増加しているバイクコンテナ等が高い稼働率を保っていることから順調に推移している。
2025年2月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比4.6%増(前回予想比0.8%増)の387.80億円、営業利益が同15.9%増(同7.4%増)の37.60億円、経常利益が同17.9%増(同9.5%増)の36.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同22.7%減(同6.5%増)の26.40億円としている。
《AK》
株探ニュース