マツキヨココが新値追い、1株から3株への株式分割と実質配当増額を好感
マツキヨココカラ&カンパニー<3088>が6連騰し連日の年初来高値更新となっている。10日の取引終了後、9月30日を基準日として1株から3株へ株式分割するとしたほか、株式分割に伴い中間・期末各45円としていた24年3月期の配当予想を中間50円・期末17円にすると発表しており、従来予想に対して実質的な増額修正となることが好感されている。
同時に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高2482億2200万円(前年同期比9.2%増)、営業利益174億5000万円(同41.2%増)、純利益119億9700万円(同51.3%増)となった。新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行されたことに伴い、都市部や繁華街、商業施設内などの人流が拡大し、医薬品及び化粧品、新発売やリニューアルしたPB商品が順調に拡大した。
なお、24年3月期通期業績予想は、売上高9800億円(前期比3.0%増)、営業利益645億円(同3.6%増)、純利益420億円(同3.6%増)の従来見通しを据え置いている。
あわせて上限を22万株(発行済み株数の0.16%)とする自社株を14日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表した。14日午前10時の発表によると、うち20万株(同0.14%)を17億4200万円で取得したとしている。
株探ニュース