ユニチカが朝高後下げ転換、フィルム事業低迷で今期は一転経常減益の見通し
ユニチカ<3103>が朝高後に下げに転じた。この日、24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想の下方修正を発表した。経常利益の見通しをこれまでの24億円から8億円(前期比25.2%減)に引き下げた。増益予想から一転して減益を見込む形となり、嫌気されたようだ。
今期の売上高は1300億円から1250億円(同6.0%増)に見直した。4~6月期において外貨建ての債権債務の評価替えに伴って、為替差益を計上した。半面、フィルム事業では包装分野で東南アジアにおける販売競争激化に伴って、販売価格が下落。樹脂事業では、電子部品向けが最終製品の需要減速を背景に低調に推移しており、影響を業績予想に織り込んだ。
株探ニュース