マーケットE、今期最終を赤字縮小に上方修正
3135マーケットエンタープライズ【連結】
業績修正PDF
マーケットエンタープライズ <3135> [東証P] が6月14日昼(11:30)に業績修正を発表。24年6月期の連結最終損益を従来予想の5億4000万円の赤字→5億2000万円の赤字(前期は2億9000万円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結最終利益も従来予想の8700万円→1億0700万円(前年同期は4億2400万円)に23.0%増額し、減益率が79.5%減→74.8%減に縮小する計算になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
〔売上高〕 当社グループにおきましては、事業の特性上、転居に伴う商品の買い替えや新規購入等のニーズが強まる...
会社側からの【修正の理由】
〔売上高〕 当社グループにおきましては、事業の特性上、転居に伴う商品の買い替えや新規購入等のニーズが強まる下半期に買取依頼、販売受注が高まる傾向にあります。そのようななか、当第4四半期会計期間においては、ネット型リユース事業(個人向けリユース分野)において、DX推進によるコンタクトセンターの業務生産性向上や社員教育に関するナレッジ蓄積による営業人員の生産性向上等が奏功し、仕入・販売が順調に推移いたしております。また、モバイル通信事業において需要期の動きを適切に捉えた結果、販売が順調に推移しております。このような結果、売上高は前回予想を500百万円上回る見込みです。 〔営業利益〕 上記増収効果のほか、ネット型リユース事業(個人向けリユース分野)において、これまで推し進めてきた買取チャネルの最適化策により買取1件あたりの粗利率が上昇傾向にあるとともに、メディア事業の復調により同事業から他セグメントへの送客が回復しCPAが改善しつつあります。また、当初、当第3四半期会計期間から当第4四半期会計期間にかけてを見込んでおりました本社移転費用の計上時期について、その一部が2025年6月期第1四半期会計期間にずれ込む見通しとなりました。以上のような結果、営業利益は前回予想を70百万円上回る見込みです。 〔経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益〕 当社は第3四半期累計期間時点において、営業外費用として株価変動に伴うデリバティブ評価損279百万円を計上しておりますが(注)、今回の業績予想の修正においては、当期末時点株価(2024年6月28日終値)を確定的に見通すことは困難であることから、株価変動に伴う影響額について同額で据え置いております。この結果、経常利益は45百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は20百万円、それぞれ前回予想を上回る見込みです。 (注) 当該デリバティブ評価損は2022年9月14日に株式会社SBI証券と締結した、「差金決済型自社株価先渡取引契約」により発生した「評価上の損失」であります。具体的には、該当する四半期会計期間末日時点の当社の株価が直前四半期会計期間末日時点の株価を上回った場合「営業外収益」を計上し、下回った場合「営業外費用」を計上することとなり、当第3四半期連結累計期間においては、当第2四半期連結会計期間末時点の株価1,020円に対し、当第3四半期連結累計期間末時点の株価 777円であったことから、営業外費用(デリバティブ評価損)279百万円を計上しております。なお、当該契約の詳細につきましては、2022 年9月14日公表の「差金決済型自社株価先渡取引の締結に関するお知らせ」をご参照ください。 (注記事項) 業績予想は現時点で入手可能な情報に基づいておりますが、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
業績予想の修正
今下期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 24.01-06 | 9,474 | 221 | 182 | 87 | 16.3 | 0 | 2024-05-14 |
連結 |
| 新 24.01-06 | 9,974 | 291 | 227 | 107 | 20.1 | 0 | 2024-06-14 |
連結 |
| 修正率 | +5.3 | +31.7 | +24.7 | +23.0 | +23.0 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2024.06 | 18,000 | 180 | -100 | -540 | -101.2 | 0 | 2024-05-14 |
連結 |
| 新 2024.06 | 18,500 | 250 | -55 | -520 | -97.5 | 0 | 2024-06-14 |
連結 |
| 修正率 | +2.8 | +38.9 | 赤縮 | 赤縮 | 赤縮 | % |
今期の業績予想
下期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 23.01-06 | 7,871 | 137 | 351 | 424 | 79.8 | 0 | 2023-08-14 |
連結 |
| 予 24.01-06 | 9,974 | 291 | 227 | 107 | 20.1 | 0 | 2024-06-14 |
連結 |
| 前年同期比 | +26.7 | 2.1倍 | -35.3 | -74.8 | -74.9 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022.06 | 11,986 | -319 | -328 | -404 | -76.3 | 0 | 2022-08-12 |
連結 |
| 2023.06 | 15,257 | 94 | 278 | 290 | 54.6 | 0 | 2023-08-14 |
連結 |
| 予 2024.06 | 18,500 | 250 | -55 | -520 | -97.5 | 0 | 2024-06-14 |
連結 |
| 前期比 | +21.3 | 2.7倍 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。