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マーケットE Research Memo(6):順調な事業環境が続く見通し。農機具などの伸長次第では上振れの可能性

特集
2018年4月6日 17時22分

■今後の見通し

1. 2018年6月期通期の見通し

2018年6月期通期についてマーケットエンタープライズ<3135>は、売上高6,600百万円(前期比17.2%増)、営業利益55百万円(前期は7百万円の損失)、経常利益51百万円(同4百万円の利益)、親会社株主に帰属する当期純利益29百万円(同19百万円の損失)を予想している。これらの数値は期初予想から変更はない。

2018年6月期の下半期も、基本的には上期(第2四半期累計期間)と同じ事業環境が続くと考えられる。同社の業績は引っ越し需要などによって下半期に拡大する傾向があるが、その下半期に上期に新設したリユースセンター2拠点が今下期はフル稼働することになり、業績押し上げ効果が期待される。また、農機具や建設機械などの大型商材の取扱いが順調に拡大していることもあり、売上高は計画を上回る可能性もあると考えている。

利益についても順調な進捗を予想している。前述のように、第2四半期は実質的には計画を大きく上回って推移していた。大型物件の取扱数増加やそれに伴う平均単価の上昇、さらには長期滞留在庫の処分などの効果によって、今下期は上期に比較してさらに利益率が上昇しやすい環境が整っていると弊社では見ている。ただし、それが決算数値にそのまま表れるかどうかは未知数だ。前述のように、同社は様々な開発案件を抱えており、その完成を急いでいる。利益的に余力が出た場合には、そうした先行投資を増額させる可能性もあるとみている。

弊社では、2018年6月期は業績の数値以上に先行投資策の進捗に注目している。同社は仕入れと販売の両面で複数の施策に取り組んでいる。これらは一見すると独立した施策で、開発スピードや完成時期もばらばらであるが、最終的にはすべてが有機的につながる方向で動いているというのは前述のとおりだ。それゆえ、開発を加速し少しでも早くシナジーの実現を図ることが何より重要だと考えている。

2019年6月期からは成長路線に回帰する見通し。2020年6月期には過去最高益更新も視野に入る

2. 2019年6月期以降の考え方

弊社では2019年6月期は先行投資による費用増加が収束し、一方で売上高が順調に拡大することで、再び高成長ペースを取り戻してくるとみている。ただし、リユースセンターの整備やシステム開発などは継続するため、費用の増加もまた継続するとみている。そのため、前期比較での増収・増益率はここ数年に比べて大きくなるとみられるが、一気に過去最高益を更新することにはならないとみている。

2020年6月期には、レンタル事業におけるシステム開発が完了し、リユース品の販売とレンタル事業が有機的に結び付いて、シナジーを発揮できる体制が整うと予想している。また、その時点では買取拠点のリユースセンターが13~14ヶ所程度に増加していると想定されることや、Amazonやヤフーとの提携の買取サービス代行事業も軌道に乗ってくると期待される。そうしたトップライングロースと、社内のプライシング(値付け)システムの貢献や在庫管理の一段の効率化などによって、利益率もさらに上昇してくるとみている。それらの結果として、2020年6月期においては2015年6月期に記録した過去最高益を更新してくる可能性は十分あると考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

提供:フィスコ

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