三重交HDが逆行高で500円台回復、今期業績予想大幅上方修正及び配当増額を好感
三重交通グループホールディングス<3232>は日経平均やTOPIXなどが下値模索の動きを強めるなか、逆行高で一時500円台を回復する場面があった。500円近辺を横に走る25日移動平均線とのマイナスカイ離も解消した。近鉄系のバス大手で、不動産分野やレジャー関連など幅広く事業展開を図っている。同社が23日取引終了後に25年3月期業績予想の修正を発表、最終利益は従来予想の48億円から52億円(前期比10%増)に大幅増額した。連続での過去最高利益更新となる。また、好業績を背景に株主還元も強化し、今期の年間配当は従来計画の12円から14円(前期実績は12円)に2円増配することも併せて発表、これをうけて水準訂正を見込んだ投資資金を誘導している。
株探ニュース