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ハウスコム Research Memo(3):18/3期は5年連続で増収増益を達成

特集
2018年6月21日 15時35分

■業績動向

1. 2018年3月期通期の業績概要

ハウスコム<3275>の2018年3月期通期の業績は、営業収益で前期比7.1%増の10,822百万円、営業利益で同13.7%増の1,076百万円、経常利益で同12.8%増の1,328百万円、当期純利益で同13.0%増の856百万円となり、5年連続の増収増益を達成した。

売上面では、6店舗純増し合計164店舗体制としたことで仲介件数を74,655件(前期から1,831件増)とし、仲介関連サービス(損害保険手数料、サニタリー関連、各種取次手数料など)が増収となった(547百万円の増収)。リフォーム事業も営業所を増やし事業規模が拡大し増収に貢献した(204百万円の増収)。営業費用は、人件費の増加(210百万円)、店舗数増加による地代家賃の増加(64百万円)、工事売上原価の拡大(リフォーム事業)などがあったものの、増収効果が上回り、増益を達成した。

2. 財務状況と経営指標

2018年3月期末の総資産残高は1,004百万円増(前期末比)の8,895百万円と資産規模は拡大した。うち流動資産は901百万円増の6,723百万円であり、主な要因は現預金の増加845百万円である。固定資産は103百万円増の2,172百万円であり、主な要因は投資その他の資産の増加97百万円である。

負債合計は399百万円増(前期末比)の3,457百万円となった。そのうち流動負債は368百万円増であり、主な要因は賞与引当金106百万円増や未払法人税等70百万円増である。固定負債に大きな変化はない。純資産合計が605百万円増(前期末比)の5,438百万円となったのは、繰越利益剰余金の増加608百万円が主な要因である。

経営指標(2018年3月期末)では、流動比率が238.6%、自己資本比率が60.8%と、無借金経営を背景に安全性が非常に高い。将来的には事業領域拡大のためのM&Aも視野に入れており、そのための資本の蓄積が進捗している。

■今後の見通し

ハウスコム<3275>の2019年3月期通期の業績は、営業収益で前期比4.9%増の11,355百万円、営業利益は同1.9%増で1,096百万円、経常利益で同1.2%増の1,344百万円、当期純利益で同2.8%増の880百万円の見込みである。

営業収益に関しては、新規出店及び店舗競争力の強化、収益源の多様化の推進により着実な成長を狙う。新規出店は12店舗(2018年3月期は8店舗)を計画しており、閉店1店舗(2018年3月期は2店舗)を差し引くと175店舗体制(2018年3月末164店舗)となる。新規店は、新規出店費用や店舗人員の充足などで費用がかかる一方で、店舗当たり収益は低いスタートとなる。このため一時的に期中減益を想定しており、2019年3月期第2四半期の段階では減益、通期では増益を見込む。繁忙期が2月~3月となる業界特性から、下期偏重の業績は例年通りだが、2019年3月期はより新卒採用を積極的に行ったために(75名)、谷が深く、山も大きい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《TN》

提供:フィスコ

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