トラストHDの上げ足際立つ、九州地盤の駐車場開発・小口販売で成長期待
トラストホールディングス<3286>が大きく切り返し、一時15%高の急騰で619円まで上値を伸ばす場面があった。3月中旬を境に株価を急浮上させており、前日は地合い悪のなか売りに押されたものの、その直前まで9連騰を記録するなど上げ足の速さを際立たせていた。主力事業は駐車場を投資家向けに小口販売するというユニークな業態で、福岡市に本社を置き九州を営業地盤としていることから、TSMC効果(巨大半導体工場建設に伴う経済活性化)やインバウンド特需による駐車場の稼働率上昇などのメリットを享受する。なお、駐車場の開発及び運営管理は全国で展開しており、開発した駐車場を不動産投資商品として企画・販売する事業も中期的な成長余地が大きい。600円近辺の株価に値ごろ感があるほか、PERは依然として7倍台と割安感が強い。
株探ニュース