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visumo:ビジュアルマーケティングプラットフォーム展開、幅広い業種業態の国内有数企業が取引先

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2025年3月10日 17時59分

visumo<303A>は、ビジュアルマーケティングプラットフォームの開発及びサービス提供を行う。

同社は、ソフトクリエイトHD<3371>の子会社である(株)ecbeingが開発したビジュアルマーケティングプラットフォーム「visumo」を会社分割により事業承継する形で2019年に設立した。「visumo」は、ユーザーがSNSの投稿やショート動画で活用するコンテンツ(UGC)を簡単に収集し、ノーコード・ワンタグで掲載するビジュアルマーケティングプラットフォームである。収集機能・CMS機能・データ連携を同時に提供し、データベースで一元管理できる。同サービスはSaaSモデルのため、利用申し込みから平均2~3週間の短い期間でリリースが可能となっており、事業者のスピーディーなデジタル施策の実行に貢献できる点もメリットとなっている。ストック売上82%以上と安定的なモデルを構築できている。NISSANやニトリ、ワークマンなどを筆頭に、2025年第3四半期時点でアクティブ社数は659社。導入企業の約57.5%が年商30億円超の企業となっている。業界別では、アパレル31.6%、食品・健康食品15.3%、家具・インテリア14.2%、美容・コスメ10.2%、雑貨8.2%、家電3.9%、スポーツ3.2%など多様な事業者で導入されている。

2025年3月期第3四半期(3Q)累計の売上高は612百万円、営業利益は76百万円で着地した。通期の売上高は前期比21.0%増の821百万円、営業利益は同3.9倍の73百万円を見込んでいる。利益面はすでに計画を超過しているが、第4四半期では、採用費や広告宣伝費への 積極的な投資を行うようだ。新規顧客獲得と新機能「visumo recommend」の販売促進など既存顧客へのアップセルにより売上高が順調に推移。3Q累計のストック売上は1.79億円(ストック売上比率82.9%)、ARPUは10.3万円(前年同四半期比約13.7%増)、解約率は0.84%で推移している。

同社の競争力の源泉は、幅広い業種業態の国内有数企業が取引先であることに加えて、機能開発・改善を繰り返す体制や強固なカスタマーサクセス体制が整っている点にある。カスタマーサクセスと連携して市場トレンドやノウハウを日々機能化し、クオーター平均約6つの新機能をリリースしている。また、サポート人員が整っており、的確なオンボーディングと活用までの1to1サポートが可能となっているようだ。導入企業は、受託開発よりも初期費用・運用費用ともに低価格・短納期かつ、デザインやコーディングなど専門知識がない人材でも簡単に実装できる。

同社は今後、「既存顧客との取引拡大」「EC用途以外での活用促進」「製品開発力の強化」と3つのテーマを軸にARPU向上や新規顧客拡大を促進させていくようだ。同社は関連市場として「ECサイト構築支援サービス市場」(市場規模約2,259億円)に属すると捉えており、マーケットサイズが引き続き伸長することが見込まれるなか、ターゲットとする顧客層および単価による潜在市場規模は約170 億円と想定している。ただ、既存顧客の深耕強化で開発している機能はEC用途以外の事業者でも幅広く活用できる機能であり、成長市場である「デジタルマーケティング市場」(同約3,442億円)にも関連する。デジタルマーケティング市場におけるvisumo導入可能なポテンシャルは約175億円と想定しており、市場成長ポテンシャルを有する。実際、すでに製造業・飲食業・自治体での導入実績があり、今後広告宣伝施策の幅を広げることで新規顧客獲得が見込めるほか、商業施設や学校等の教育機関など幅広い業種での導入も可能となる。製品開発にも余念がなく、生成AI技術を取り入れた新たな機能を2025年度から順次リリースしていくようだ。

引き続き、EC事業者への営業強化により収益基盤を強固にし、EC用途以外の利用促進を加えてARPU向上と新規顧客拡大を達成することで、持続的な事業拡大を目指す同社の中長期的な成長に注目しておきたい。

《NH》

提供:フィスコ

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