クリエイト・レストランツ・ホールディングス---1Qは2ケタ増収、筋肉質なコスト構造の定着と既存店の質の向上を推進
クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は14日、2024年2月期第1四半期(23年3月-5月)連結決算(IFRS)を発表した。売上収益が366.07億円、営業利益が29.81億円、税引前利益が29.24億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が21.50億円となった。前年同期は、時短協力金として約43億円を計上しており、時短協力金の減少などの影響を除くと営業利益は前年同期の約3倍の水準であり、大幅改善となった。通期予想における進捗率としても、売上収益が26.0%、営業利益が45.9%と好調に推移している。
同社グループにおいては、コロナ禍における変化対応で培った筋肉質なコスト構造を定着させつつ、既存店の更なる質の向上に取り組んでいる。具体的には、各ブランドのコンセプトを明確にし、専門性の強化として付加価値の高いメニュー考案に取り組んでいるほか、サービスの更なる向上や戦略的な店舗改修等の実行により、顧客満足度の向上と販売価格の適正化に取り組んでいる。
新規出店に関しては、しゃぶしゃぶ食べ放題「しゃぶ菜」や「MACCHA HOUSE 抹茶館」、大衆居酒屋「五の五」、ごまそば「遊鶴」、焼き肉「萬家」、ベーカリー「サンヴァリエ」といった同社グループの核となるコアブランドを中心に出店したほか、ゴルフ場内レストランを始めとした業務受託店舗も積極的に出店した。その結果、グループ全体では14店舗の新規出店、5店舗の業態変更、契約満了に伴う退店や不採算店舗を中心に17店舗の退店を実施し、当第1四半期末における業務受託店舗等を含む連結店舗数は1,142店舗となった。
2024年2月期通期の連結業績予想については、売上収益が前期比19.2%増の1,410.00億円、営業利益が同27.9%増の65.00億円、税引前利益が同31.4%増の60.00億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同24.1%増の42.00億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
株探ニュース