パルマがS安ウリ気配、22年9月期業績及び配当予想の下方修正と株主優待制度の廃止を嫌気
パルマ<3461>がストップ安の457円水準でウリ気配となっている。前週末16日の取引終了後、22年9月期の単独業績予想について、売上高を43億9100万円から27億9700万円(前期比23.1%減)へ、営業利益を1億5000万円から400万円(同97.0%減)へ、純利益を8300万円から2500万円(同68.8%減)へ下方修正し、あわせて期末一括配当予想を4円から1円50銭へ引き下げたことが嫌気されている。
セルフストレージの開発投資・運用を行うターンキーソリューションサービス事業において、新規の物件投資を厳選検討した影響により開発物件の仕入れ確保が目標未達となったことに加えて、マスターリース(借り上げ)物件のリーシング活動において、年間の集客実績が想定を下回ったことにより賃貸収入が年間目標に届かなかったことが要因。また、第3四半期以降に見込んでいた買い取り販売が実現に至らなかったことも響いた。
同時に、22年9月末の株主に対する株主優待制度を廃止すると発表したことも売り材料視されている。株主優待費用を含む販管費コスト削減の観点や、株主への公平な利益還元のあり方から検討を重ねた結果、全ての株主への公平な利益還元を優先するために廃止するという。
株探ニュース