グッドコムAがウリ気配スタート、23年10月期業績は計画を大幅に下振れて着地へ
グッドコムアセット<3475>がウリ気配スタート。4日の取引終了後、23年10月期の連結業績に関し、最終利益が計画の32億7600万円から10億1400万円(前の期比64.5%減)に下振れして着地したようだと発表した。売上高は221億9000万円(同44.6%減)と、計画の630億8700万円を大きく下回る格好となっており、ネガティブ視されたようだ。
不動産流動化事業を推進するうえで、約400億円規模の私募ファンド組成に向け調整を進めていた。組成において23棟1190戸の物件売却を見込んでいたが、金利の上昇や投資環境の悪化を背景に、23年10月末までに組成に至らなかった。同社は9月末から、ホールセールでの機関投資家向け1棟販売に舵を切り、機関投資家数社と条件交渉を行っていたものの、販売価格で折り合いがつかず、10月までに23棟1190戸の売り上げの計上ができなかった。物件については最良な販売先を精査して販売を進める方針。不動産流動化事業では、24年10月期中のファンド組成を目指し、引き続き準備していく。運用規模は50~100億円規模を想定する。
株探ニュース