配当利回り“4%超”の【最高益】リスト〔第2弾〕23社選出 <成長株特集>
昨年スタートした新しい少額投資非課税制度(NISA)や東京証券取引所による低PBR企業に対する改善要請などを背景に、高配当利回り株への関心が高まっている。本特集では、配当利回りが高水準で、かつ今期に最高益更新を見込んでいる企業に注目してみた。
19日に配信した時価総額350億円以上の銘柄を対象とした「配当利回り“4%超”の【最高益】リスト〔第1弾〕36社選出」に続き、今回は19日時点の時価総額が150億円以上350億円未満の銘柄を対象に、(1)本決算月にかかわらず今期の配当利回りが4%を上回る、(2)今期の経常利益が過去最高益を更新する見通し、といった条件を満たす23社を選び出し、配当利回りが高い順に記した。
なかでも、長期間にわたって減配していない企業は、減配リスクが少なく今後も安定した配当が期待される。和田興産 <8931> [東証S]、学究社 <9769> [東証P]、フコク <5185> [東証P]、アルトナー <2163> [東証P]、タナベコンサルティンググループ <9644> [東証P]、キムラユニティー <9368> [東証S]、E・Jホールディングス <2153> [東証P]は前期まで10期以上も配当を減らしていない。
また、PBRが理論上の解散価値である1倍を下回っている、オプティマスグループ <9268> [東証S]、ユシロ化学工業 <5013> [東証S]、鈴木 <6785> [東証P]、カナデン <8081> [東証P]、三精テクノロジーズ <6357> [東証S]は、株主還元策のさらなる強化が期待できる銘柄として注目したい。
年間配当 ┌ 今期計画 ┐
コード 銘柄名 利回り 増益率 経常益 PBR 決算期
<3271> グローバル社 6.08 35.4 4170 2.26 25. 6
<3489> フェイスNW 5.57 124 4000 2.45 25. 3
<6535> アイモバイル 5.43 25.2 4330 1.84 25. 7
<6539> MSジャパン 5.29 22.5 2039 2.76 25. 3
<3475> グッドコムA 4.94 9.7 5416 1.86 25.10
<9268> オプティマス 4.89 7.0 5600 0.92 25. 3
<5013> ユシロ 4.77 21.9 5640 0.65 25. 3
<9163> ナレルG 4.75 5.3 3220 1.57 25.10 *
<3393> スタティアH 4.67 16.7 2630 2.74 25. 3
<202A> 豆蔵デジHD 4.66 12.6 2050 7.90 25. 3
<6785> 鈴木 4.60 4.3 3827 0.99 25. 6
<8931> 和田興産 4.56 8.6 4150 0.48 25. 2
<7481> 尾家産 4.52 7.5 3510 1.22 25. 3
<9769> 学究社 4.44 8.0 2932 3.15 25. 3
<5185> フコク 4.33 17.2 4800 0.65 25. 3
<8081> カナデン 4.26 2.1 5100 0.70 25. 3
<2163> アルトナー 4.20 11.0 1700 4.60 25. 1
<9644> タナベCG 4.17 48.2 1500 1.73 25. 3
<9368> キムラユニテ 4.15 6.2 5200 0.75 25. 3
<2153> E・JHD 4.09 7.7 4950 0.83 25. 5
<2674> ハードオフ 4.08 9.7 3280 1.53 25. 3
<6357> 三精テクノロ 4.07 49.8 5400 0.52 25. 3
<2415> ヒューマン 4.00 1.7 3350 1.03 25. 3
※経常利益の単位は百万円。過去最高益は同一会計基準内が対象。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。
※配当の連続性は株式分割・株式併合を考慮した修正配当を採用。
株探ニュース