決算発表予定日 2024/07/11
3479東証G貸借
業種 不動産業

ティーケーピー 株価材料ニュース

1,400
-25
-1.75%
業績
(15:00)
PTS

(ー)
株価は20分ディレイ

TKP Research Memo(6):需要回復で新規出店・既存施設の増床を積極化。事業提携や新規事業への布石にも成果

特集
2024年5月20日 16時46分

■ティーケーピー<3479>の主な活動実績

1. 出退店及び増床の実績

2024年2月期は契約満了等に伴い27施設が退店・減床となった一方、19施設を新規出店し、既存施設の増床を含め3,743坪増となった。1施設で広大な面積を有していたレクトーレ神戸(5,258坪)の退店による減少分を除くと約9,000坪増となる。特に、注力エリアである品川駅周辺については合計7施設(総面積2,954坪)となり、東京駅周辺と並ぶドミナント化※1が顕著に進んでいる。また、既存施設の増床については、京都駅前の京都タワービル内にある「TKPガーデンシティ京都タワーホテル」※2などが含まれている。

※1 同社では、地方中核都市も含め、主要なターミナル駅を中心に周辺エリアへ集中して展開していくことで、立地の利便性(集客力)はもちろん、貸会議室に留まらない空間利用の多面的な可能性を追求していく戦略である。なお、最も注力する東京駅周辺エリアについては現在9拠点を運営している。

※2 当施設は京都駅の目の前に位置し、京都駅前地下街と直結している利便性に優れたロケーションである。同社は、これまで京都タワービル内の4フロアにて「TKPガーデンシティ京都タワーホテル」を運営していたが、新たに4階及び5階の計2フロア(契約面積1,946m2・588坪)を増床し、リニューアルオープンした。当施設は計36室の会議室・宴会場を備えており、総契約面積4,494m2(1,359坪)で、室数・契約面積ともにTKPの運営する施設として京都エリア最大の規模となっている。京都市は世界を代表する観光地である一方、歴史都市としてグローバルに抜群の知名度を誇り、交通アクセスも良いことから、大企業やIT企業が集積する重要なビジネスエリアとして注目を集めている。

2. 政策投資・事業提携

2023年4月12日には、独自開発によるインテリア事業やスペースソリューション事業を展開するリリカラの持分法適用関連会社化を公表した。貸会議室・宿泊施設の内装工事の継続的発注に加え、リリカラのスペースソリューション事業とTKPの施設運営・不動産活性化の知見を生かした、空間サービス・施設の共同開発などのシナジー創出を目指していく。

また、2023年1月20日に公表した識学との業務提携については、企業研修の共同開発及び販売提携(同社施策を利用した研修サービスの共同開発など)により、大企業向け管理職研修案件などで受注実績を上げている。また、識学グループが有するハンズオン支援ファンド・VCファンド事業にLP出資し、スタートアップ企業への投資を実行した。

さらに、賃貸住宅仲介を手掛けるAPAMANの株式を追加取得し、保有比率は14.37%となった(2024年2月8日提出の大量保有報告書)。不動産オーナー向けサービスの提供及び拡充に向けたシナジー創出と、法人顧客の相互送客などに狙いがある。また、中長期で利用できる外国人ワーカー向けの住宅提供などで連携を目指す考えであり、スペース活用に向けた新たな動きとして注目される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

《HN》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる