決算発表予定日 2024/05/15
3489東証S貸借
業種 不動産業

フェイスネットワーク 株価材料ニュース

1,580
+40
+2.60%
業績
(15:00)
PTS

(ー)
株価は20分ディレイ

フェイスNW Research Memo(5):2021年3月期は過去最高売上を更新・2期連続の営業増益で着地

特集
2021年6月28日 15時15分

■業績動向

1. 2021年3月期の業績概要

フェイスネットワーク<3489>の2021年3月期の業績は、売上高が前期比9.8%増の18,774百万円、営業利益が同3.3%増の1,068百万円、経常利益が同11.3%増の895百万円、当期純利益が同6.7%増の585百万円となった。コロナ禍による営業活動への支障はあったものの、物件需要は堅調に推移し、売上高は過去最高を更新した。利益面では、2021年2月に東証1部に市場変更したことに伴う費用が増加したものの、広告宣伝費や人件費を抑制したことにより、営業利益は2期連続増益となった。

セグメント別に見ると、不動産投資支援事業の売上高は前期比9.9%増の18,153百万円、営業利益は同6.3%増の970百万円となった。需要が堅調に推移したことにより、不動産商品27件(前期は28件)、建築商品16件(同12件)を販売した。大型物件の開発も推進した。また、不動産マネジメント事業の売上高は同7.0%増の621百万円、営業利益は同19.2%減の98百万円となった。2021年3月末時点の管理運営受託戸数は同22.2%増の1,803戸(157棟)と順調に増加したものの、販売物件の在庫保有期間の短期化などにより減益となった。

2. 財務状況

2021年3月期末の資産合計は、前期末比663百万円減の12,632百万円となった。主に現金及び預金、販売用不動産、完成工事未収入金が増加した一方で、仕掛販売用不動産が減少した。負債合計は同1,084百万円減の7,981百万円となった。主に前受金、長期借入金、短期借入金が増加し、工事未払金、1年以内返済予定長期借入金が減少した。純資産合計は同421百万円増の4,650百万円となった。主に利益剰余金が増加した。自己資本比率は同5.0ポイント上昇して36.8%となった。

不動産デベロッパーの場合は過大な有利子負債がリスク要因となるが、同社の場合は有利子負債残高が減少傾向であり、有利子負債依存度も低下傾向となっていることに加え、自己資本比率は上昇傾向である。また2021年3月期の営業キャッシュ・フローは過去最高のプラス(収入超)となった。以上のことから、財務面での大きな懸念材料は見当たらないと弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《YM》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる