TSIHDが3連騰、25年2月期は2ケタ営業増益で増配見通し、自社株買いも発表
TSIホールディングス<3608>が3連騰し年初来高値を更新している。前週末12日の取引終了後に発表した25年2月期連結業績予想で、売上高1600億円(前期比3.0%増)、営業利益20億円(同13.6%増)と大幅営業増益を見込み、年間配当予想を前期比4円増の19円としたことが好感されている。
コロナ禍収束に伴う外出需要やインバウンド需要の回復継続で主要ブランドが引き続き堅調に推移する見通しに加えて、販管費削減効果や構造改革による収益改善効果を見込む。構造改革に伴う一過性費用の計上や為替悪化・原材料高騰などの粗利悪化要因を吸収し、営業増益を確保する見通しだ。
なお、24年2月期決算は、売上高1553億8300万円(前の期比0.6%増)、営業利益17億6000万円(同24.4%減)だった。
同時に、上限を450万株(発行済み株数の5.92%)、または30億円とする自社株買いを実施すると発表したことも好材料視されている。取得期間は4月15日から9月30日までで、これにより取得した全株式は10月31日付で消却するとしている。
株探ニュース