パピレスが続急伸で新高値、中間期業績上振れ期待高まる
パピレス <3641> [JQ]が続急伸し、年初来高値を更新した。同社は国内オンライン電子書籍配信サービスのパイオニア的存在で、業績面では拡大する電子書籍市場を背景にトップラインの成長が続いている。株価は4-6月期決算が評価され急騰したあと調整局面に入っていたが、この日は一時前日比15%近く値上がりし、昨年8月10日以来の高値となる2932円まで上値を伸ばす場面があった。
19年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益は前年同期比88.1%増の5.8億円に拡大した。サービスの拡充や集客強化などが奏功し、電子書籍の売り上げが伸びたほか、広告宣伝費が大幅に減少したことも増益の要因となった。第1四半期実績がすでに上期計画の4.9億円を大きく上回っており、業績上振れは確実視される。また、同社は株主優待制度でも注目度が高い。100株以上を保有する株主に対し、電子書籍レンタルサイト「Renta!」で利用できる1万円相当のチケット交換ギフトコードを贈呈している。
株探ニュース