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テクノスJPN Research Memo(3):独自テンプレートの活用やコンサルティング力に強み

特集
2018年9月6日 15時33分

■企業特長

1. 時代の先を読む先見性

テクノスジャパン<3666>の強みの源泉は、時代の先を読み、他社に先駆ける先見性にあると言える。ERPが普及していない90年代半ばにERPの将来性を予見し、業界内でいち早くSAPをはじめとするERPソリューション事業の事業基盤の整備・拡充に注力し、豊富な実績とノウハウを積み上げてきた。また、ビッグデータ事業に関しても、早くからそのポテンシャルの高さに着眼し、関連する業務体制を固めてきた。また、業界に先駆けて人工知能製品「scorobo」をリリースしたことも大きな成果である。

2. 豊富なERP導入実績と独自テンプレートの活用

同社は、前述のとおり、他社に先駆けることにより、数多くのERP導入実績を積み上げてきた。特に、電気・電子機器、精密、機械、化学等の製造業分野を中心に130社以上の導入実績を誇っている。また、これらの豊富な実績や経験から得られたノウハウを蓄積し、業種・業務別に独自テンプレート「Factシリーズ」に集約することにより、各業界のニーズに適応した無駄のない機能を、低リスク、短期間、低コストで提供しており、それが他社との大きな差別化要因となっている。テンプレートには、周辺ソリューションとして、ERPとビッグデータの架け橋となる機能も備わっており、ERPの枠を超えて業務の効率化、スピード向上、コスト削減などにも効果を発揮している。その結果が、大手ベンダーから継続して表彰を受けるなど、優れた実績につながっていると言える。

3. 質の高いコンサルティング力を支える人材

同社の強みであるコンサルティング力を支える人材に関しては、グローバルビジネスの展開(顧客企業の海外進出支援)を念頭に置き、質の高いサービス提供はもちろん、語学堪能でグローバルマインドを持ち、複数の業務をこなすマルチタレント社員の育成に注力している。また、ベンダー各社の認定資格保有者数は極めて高い水準を維持しており、主力のSAPについては、認定コンサルタント数472名(複数認定者は取得数で人数を算出)を有しており、国内では135社中11位(従業員1,000名未満企業ではトップ)となっている(2018年6月5日現在)。

一方、ビッグデータ事業についても、国内トップクラスとなる総勢66名(そのうち理系博士号取得者27名、理系修士以上61名、業務経験5年以上10名)のデータサイエンティストの存在が大きな強みとなっている。

4. 将来に向けた先行費用をこなしながら高い収益性を実現

前述した独自テンプレートの活用や質の高いコンサルティング力は、結果として同社の生産性や付加価値の高さに結び付いており、ビッグデータ事業や周辺分野の強化など、将来に向けた先行費用をこなしながらも、業界平均を大きく上回る利益率を実現している※。すなわち、収益性の高さが、次の収益ドライバーを育成する原資となり、持続的な成長に向けたエコシステムを成立させている。

※帝国データバンク全国企業財務諸表分析統計(第60版)によれば、情報処理サービス業の営業利益率は3.88%、経常利益率は5.22%。一方、同社の営業利益率は13.7%、経常利益率は14.4%(2018年3月期実績)。

5. ビッグデータ経営を総合的にサポートする体制

これからの企業の優勝劣敗を制するビッグデータの活用を成功させるためには、ERPとの連動がカギを握ると言われている。したがって、同社のERP分野における数多くの実績やノウハウは、ビッグデータ事業を展開するうえでも、大きなアドバンテージとなると考えられる。特に、ERP分野とビッグデータ分野を融合させ、総合的にサポートする体制を構築しているのは、国内業界においても数少ない存在であり、注力分野であるスマートファクトリー※をはじめ、今後の事業拡大に向けて差別化要因となる可能性が極めて高い。

※工場内のあらゆる機械をインターネット環境に接続することで、機械の稼動状況や製品の品質等を詳細に把握し、工場全体の効率的な稼働を実現することで、最大の利益を生み出す環境を満たした工場のこと。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《MH》

提供:フィスコ

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