決算発表予定日 2024/05/09
3673東証P貸借
業種 情報・通信業

ブロードリーフ 株価材料ニュース

564
-10
-1.74%
業績
(15:00)
PTS

(ー)
株価は20分ディレイ

ブロードリーフ Research Memo(8):IT基盤のクラウド化でプラットフォームベンダーを目指す

特集
2018年3月22日 15時08分

■中長期の成長戦略

1. パッケージベンダーからプラットフォームベンダーへ

ブロードリーフ<3673>では今後の経営計画の指針として「ビジネスプラットフォーマーへの転換」を掲げている。

まず、現在のパッケージソフトを刷新するとともに、クラウド技術を用いた新たなIT基盤上で稼働させ、ソフトウェアサービスとして顧客に提供していく。合わせて、従来は6年間の使用ライセンスとして販売していた形態から、毎月(あるいは毎年)の利用料として徴収する形態へとシフトさせる。これを進めることで、年度ごとのライセンス更新需要の波を平準化することができ、売上収益が安定的かつ継続的に推移するようになる。

また、自社開発のソフトウェアサービスだけでなく、同社のビッグデータをサービスとして提供するなど、サービス範囲の拡張を進めている。さらに、新たなIT基盤の機能の一部をAPI化して第三者に開放することで、他ベンダーが独自のソフトウェアサービスを開発、提供する場として利用することも可能となる。

このように、収益源となるサービスの多様化と顧客範囲の拡大を同時に進めることで、事業モデルを転換していく計画である。

2. 開発スケジュール

今後の開発計画では、「ブロードリーフ×タジマ」によるグループ営業の強化、次世代業務システム(クラウド版)の段階投入を2大テーマとして掲げている。

まず、現行システムでは「.NS2」(主に大規模顧客向け)を2018年度から2019年度にかけてバージョンアップする。また次世代業務システムについては、小規模顧客向け(主にタジマの顧客向け)を2018年度から2019年度に開発、中規模顧客向けを2019年度中に開発、最終的に大規模顧客向けを2019年度末から2020年度に開発する計画となっている。

3. 基本方針と重要施策

中長期の基本方針の目標としては「ROE12%」を掲げており、以下のような施策を実行していく計画だ。

(1) グループシステムユーザー数の拡大

(2) サブスクリプション型モデルへの転換

(3) 新サービス/新事業の創出

(4) 海外への本格展開

(5) プラットフォームサービスの提供

4. 中期の業績目標

同社は、中期の業績目標として以下のような数値を掲げている。2017年12月期の実績(売上収益18,195百万円、営業利益3,011百万円、営業利益率16.5%)に対して、2018年12月期には売上収益20,400百万円、営業利益3,300百万円、営業利益率16.2%、2019年12月期には売上収益22,000百万円、営業利益3,900百万円、営業利益率17.7%を目標としている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《NB》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる