フィックスターズの上値追い鮮烈、AI・量子分野の展開力評価でファンドの実需買い
フィックスターズ<3687>の上値追い鮮烈、きょうまでの直近10営業日で前日終値を下回った日はわずか1日のみ。きょうは一時6%超の上昇で1660円台まで買われ、昨年6月につけた昨年来高値1690円を約7カ月ぶりに視界に入れてきた。顧客企業のソフトウェアを高速化させる技術で需要を捉え、量子コンピューティング分野にも積極的に踏み込む。AI画像診断やエッジAI分野でも先行しており、今後の展開に期待が大きい。業績も22年9月期を境に完全に立ち直り、高成長路線に回帰した。24年9月期営業利益は前期比10%増の23億円予想と2ケタ成長を維持する見通し。株式需給面では貸株市場を経由した空売りの買い戻しが作用しているもようだ。また、同社の5%超の大株主に浮上したグッドハートパートナーズ・エルエルピーが純投資目的で更に同社株を買い増す動きをみせていることも注目される。
株探ニュース