イルグルムが一時S高、上限20万株の自社株買いと株主優待制度導入をポジティブ視
イルグルム<3690>がストップ高の水準となる前営業日比100円高の617円に買われる場面があった。6日の取引終了後、取得総数20万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.18%)、取得総額1億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。株主優待制度の導入も公表しており、これらをポジティブ視した買いが集まった。
自社株の取得期間は11月7日から2024年5月7日とする。また、同社は100株以上を保有する株主に1000円分のAmazonギフト券を年2回贈呈する株主優待制度を導入。3月末と9月末を基準日とする。
23年9月期の連結決算とともに、24年9月期の業績見通しも公表した。今期の売上高は前期比13.1%増の41億円、経常利益は同30.2%減の2億3000万円を計画する。インキュベーションやEC構築・運用支援領域での売り上げ拡大を見込む半面、成長に向けた投資も継続する。年間配当予想は前期比50銭増配の7円90銭とした。23年9月期の売上高は前の期比8.8%増の36億2600万円、経常利益は同17.6%減の3億2900万円だった。
株探ニュース