FFRIが急騰、石破首相の商品券問題発覚で「高市関連銘柄」に脚光
FFRIセキュリティ<3692>が急騰している。13日夜に朝日新聞電子版が、「石破茂首相(自民党総裁)の事務所が3月初旬、昨秋の衆院選で初当選した複数の自民党議員に対し、商品券を渡していたことが朝日新聞の取材でわかった」と報じた。石破首相はその後、記者団の取材に対して事実関係を認めた一方、法的な問題はないとの見解を示している。純国産サイバーセキュリティー製品を手掛けるFFRIを巡っては、昨年の自民党総裁選において、候補者の1人であった高市早苗前経済安全保障相の関連銘柄と位置付けられた経緯を持つ。「石破おろし」を経て、次の自民党総裁として高市氏が就任するとの思惑が広がる状況下で、同社株への物色意欲が高まったようだ。高市氏が過去に携わった政策に関係する銘柄として、量子コンピューター関連のエヌエフホールディングス<6864>やフィックスターズ<3687>、核融合発電関連の助川電気工業<7711>も、それぞれ株価水準を大きく切り上げている。
株探ニュース