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オプティム---20年3月期の売上高67.28億円、AI・IoT・Robotics分野で積極的な事業展開、研究開発投資実施

材料
2020年5月18日 11時53分

オプティム<3694>は15日、2020年3月期連結決算を発表した。売上高が67.28億円、営業利益が2.56億円、経常利益が2.59億円、親会社株主に帰属する当期期純利益が1.17億円となった。2020年3月期より連結財務諸表を作成しているため、対前期増減率については記載していない。

IoTプラットフォームサービスについて、主力の「Optimal Biz」は、順調にライセンス数を増やしている。AI・IoTプラットフォーム「OPTiM Cloud IoT OS」を活用したプラットフォームとして、新たに医療画像診断支援AI統合オープンプラットフォーム「AMIAS」の提供を開始した。サービスについてもさらに研究開発が進み、「OPTiM AI Camera」のエントリーサービスとなる「OPTiM AI Camera Mobile」ならびに「OPTiM AI Camera Lite」、独自のAI画像認識モデルを作成できる「OPTiM AI Creator」、AIによる詳細な顧客分析、店頭におけるピンポイントでのマーケティングを実現する「OPTiM AI Research」ならびに「OPTiM AI Signage」、「OPTiM AI Voice」をバージョンアップしたサービスとなる「OPTiM AI Voice Recorder」など、一挙6サービスの発表を行った。AI・IoT・Roboticsを活用した農業分野において、スマート農業に対する課題解決をワンストップで支援する「スマート農業プロフェッショナルサービス」の提供を開始した。医療分野においては、医療画像診断支援AI統合オープンプラットフォーム「AMIAS」の提供開始や「眼底画像診断支援システムOPTiM Doctor Eye」が医療機器プログラムとしての認証取得を行っている。

リモートマネジメントサービスについては、遠隔作業支援「Remote Action」、「Optimal Second Sight」、遠隔作業支援から作業管理まで行う「Smart Field」の拡販を継続して行っており、東京農業大学と日立トリプルウィンがロシアにて実施した日本式いちご生産を行う実証実験に「Smart Field」を提供した。さらに佐賀県警察へ、「Optimal Second Sight」を提供し、近年日本にてしばしば発生している激甚な自然災害において、スムーズな救援活動及び現場把握の災害対策の支援機器として、活用されている。

サポートサービスについて、パソコン市場の成長性が鈍化しており、売上高は減少傾向にある。しかし、MVNO市場においても自動化やサポート効率化のニーズは強いため、引き続きサービスの拡大を進めていくとしている。。

2021年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.1~20.1%増の74.07~80.80億円、営業利益が同177.4~493.9%増の7.12億円~15.26億円、経常利益が同209.4~522.9%増の8.02億円~16.16億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同327.6~777.3%増の5.01億円~10.28億円を見込んでいる。新型コロナウイルスの影響が予測できない状況を鑑み、レンジ形式での予想開示を採用した。

《SF》

提供:フィスコ

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