オプティム---2Q増収、モバイルマネジメントサービス・X-Tech(クロステック)サービスの成長を推進
オプティム<3694>は14日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.0%増の45.17億円、営業利益が同4.1%増の7.94億円、経常利益が同1.2%減の6.63億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同2.7%減の3.83億円となった。
当中間連結会計期間において同社グループは、前年度より継続して、「モバイルマネジメントサービス」を着実に成長させるとともに、「X-Tech(クロステック)サービス」について急速に拡大するDX市場でイノベーションを創出し、大きな成長を実現することを目指し、両者を両輪として事業を展開させてきた。
積極的な成長投資の中心である「X-Techサービス」について、アグリテックサービスでは、ドローン農薬散布DXサービス「ピンポイントタイム散布サービス(以下、PTS)」を積極的な営業活動及び成長投資を実施している。当中間連結会計期間においては、ドローン農薬散布DXサービスPTSを全国で提供し、その結果、特に水稲向けPTSの売上が前中間連結会計期間対比で大きく成長している。オフィスDXでは、AIを活用した文書管理サービス「OPTiM Contract」及び「OPTiM電子帳簿保存」について、ライセンス数が順調に増加している。マーケティングDXでは、AIが実現するカスタマーサクセスサービス「OPTiM Customer Success Portal」を発表した。生成AIがあらゆる業種における顧客満足度と顧客接点を最大化し収益機会の拡大を支援するサービスとなっている。また、自治体DXサービスの「自治体公式スーパーアプリ」については、「佐賀市公式スーパーアプリ」において佐賀市民のスマホ所有者の3割以上が利用している実績をもとに、全国の自治体への展開を目指している。
「モバイルマネジメントサービス」については、市場の成長とあわせて順調に「Optimal Biz」のライセンス数が増加している。当中間連結会計期間においては、Windows向け機能強化及び飲食店、小売店舗、物流業、工場などへの業務専用端末の管理メニューの追加を行った。
「その他サービス」については、「Optimal Remote」や「タブホ」などのライセンス売上が計画通りに推移している。なお、同社グループでは生成AI分野への研究開発投資を積極的に推進しており、生成AIを用いた報告書自動作成カメラアプリ「OPTiM Taglet」や、生成AIが実現するカスタマーサクセスサービス「OPTiM Customer Success Portal」、医師・看護師の文章作成業務を生成AIが支援するサービス「OPTiM AI ホスピタル」など大規模言語モデル(LLM)を用いたサービスの提供を開始している。
2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比10.3%増の113.00億円、営業利益が同0.5%増の19.50億円、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は、同社グループが支配していない関連会社の損益について、合理的な見積りが困難であることから、具体的な予想数値の開示は行っていない。
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株探ニュース