アプリックスが大幅続落、21年12月期営業損益予想を一転赤字へ下方修正
アプリックス<3727>が大幅続落し年初来安値を更新している。11日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を41億2500万円から34億9300万円(前期比3.2%増)へ、営業損益を7200万円の黒字から9900万円の赤字(前期5400万円の黒字)へ下方修正し、あわせて20年12月末を最後に株主優待制度を廃止すると発表したことが嫌気されている。
テクノロジー事業の受託開発案件で、従来見込んでいた案件のうちの数件が顧客事情により中止・延期となったことや、今期から注力を開始したクラウド開発やIoTシステム開発などの事業の進捗が見込みより鈍化したことなどが要因。また、ソリューション事業で、4月に提供を開始した通信機能付きAIドライブレコーダー「AORINO」の立ち上がりが遅れたことなども響いた。
なお、第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高26億4400万円(前年同期比16.1%増)、営業損益1億400万円の赤字(前年同期3000万円の黒字)だった。
株探ニュース